2005年12月の月例教室は、「プロが教える家庭のおせち料理」。
特別講師として京料理「たん熊(北店)・嵐山 熊彦」の料理長・栗栖基氏を
お迎えし、お店と同様の食材を使ってプロの秘伝の技を学びました。
四季を大切にする京料理の文化、食材の選び方、器(食器)の取り扱い、お正月やおせち料理にまつわる食の歴史的背景のお話など・・・・食の奥深さとすばらしさを改めて実感。
京料理の繊細で上品な味付けや 美しい盛り付け方、食材の選び方などを教えてもらいながら、手の込んだおせち料理の数品に挑戦しました。
普段見せてもらえない「プロの包丁さばき」にうっとり・・そして、高価な漆器やお正月にちなんだ素敵な器に彩りよく盛り付けて、大満足の試食!一足早いお正月を迎えることができた気分です。
実習では、料理長や助手の方々に直接手ほどきを受け、わからないことはみんなどんどんと質問!楽しく、本当に貴重な話もたくさん聞くことができました。
多数の応募の中から抽選で選ばれたラッキーな20名の参加者さん!
外国人の方はもちろん、日本人の参加者さんにとっても、本格的なおせち料理を学べたことは、きっと忘れられない時間になったことでしょう。時には、本格的な料理を習う機会も良いものです。
栗栖様、他お店の皆様、ご指導いただき有難うございました。
※ 「たん熊(北店)」のホームページはこちら
☆この日の教室風景は京都新聞(2006/1/4)に掲載されました。記事はこちら |
|
|
|
|
身振り手振りも交えて、丁寧に、わかりやすく説明してくださる栗栖さん。
ピシッとアイロンが効いた白衣と帽子?がキマッテマス! |
KCCのスタッフも気軽に質問。時に、かけあい漫才のような雰囲気にも・・(笑) 最初の緊張がだんだんとほぐれてきます。 |
外国人の参加者に説明を逐次通訳。
作業を見るときは近寄ってね。
"A picture's worth a thousand words."
(百聞は一見にしかず) |
|
|
|
|
大根と胡瓜を千切りに。
磨きあげられた包丁が何本も。 |
まきすで巻く。
視線は一点に集中! |
小さな包丁にも誓えて、梅人参の細工。こうやって・・こうやって・・・いつのまにか紅梅に。見た目の美しさにもこだわって。 |
|
|
|
|
エアポンプのついた箱の中には活きた車海老が。。。海老の扱い方の説明。
みなさん、歓声や叫声をあげながら頭や背わたをとりのぞきました。 |
海老は丸めて形付けをしたあと、すり身をのせて、子持ちに・・・。上手にできたでしょうか。丸くするのは、腰がまがっても元気で長生き、不老長寿の願い! |
すり鉢で丁寧にすります。
なめらかなに流れるような手つき。
作業の合間・・に助手の方も笑顔(^^)。 |
|
|
|
|
実習では、各テーブルで直接指導を受けました。どんどん質問してましたね(^。^) |
勇気を出して活海老に挑戦します!
初めて海老に触る人もあったみたい。 |
包丁さばきも見よう見まねで・・・。
美しく切ることにもこだわってね。 |
|
〜おせち料理〜
(ゆずり葉)
御祝肴 三種盛り
五色膾(なます)
(干し柿 大根 人参 胡瓜 柚子)
数の子(糸かつお)
叩き牛蒡
(お椀)
御雑煮
白みそ仕立て うぐいす菜 花かつお
祝粉 丸餅 梅人参
(大徳寺縁高)
取 肴
黒豆ゼリー
鰆幽庵焼
かにとアスパラの伊達巻
子持ち海老
鮃龍飛巻
いかがでしょうか?(^^)
|
|
※今回、このような特別講師をおまねきできたのは、NHK歳末助け合い義援金様より、
活動に関する助成金を頂戴したおかげです。この場を借りてお礼申し上げます。 |